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今なぜ?中国から東南アジアへ進むマネーシフト

  • 2014年9月01日
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今なぜ?中国から東南アジアへ進むマネーシフト

こんにちは!プレミアバンク営業部の熊谷です。
去年からアジアにおける外国直接投資(FDI)の流れに変化が生じています。「ASEAN5」と呼ばれる国々です。(マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン)

しかもASEAN5に対する投資のかなりの部分を、今や世界第3位の対外投資国となった中国からの投資が占めています。

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バンクオブアメリカ・メリルリンチ・グローバルリサーチの先週の発表によると、13年のASEAN5に対する外国投資は1284億ドルと12年の1200億ドルから7%増になりました。

一方、中国に対するFDIは1176億ドルで12年の1211億ドルから2.9%減となりました。昨年の外国投資はマレーシアで19%、インドネシアで17%、シンガポールで5%増になります。タイだけは政情不安が影響して12%減少した。

フィリピンでは第1~第3四半期までは、188%増と驚異的な伸びを記録しています。第4四半期は11月の台風30号直撃が響いたもののそれでも通年では24%増加しました。

人気の秘密は安い労働力です。実はこれらの数字は意外ではありません。ここ数年間、投資の流れは中国から東南アジアへシフトする傾向にあります。

中国への投資は11年の1240億ドルをピークに減少に転じ、外国企業は生産拠点を中国から本国に戻すか、周辺のマレーシアやタイなどの国々にシフトしています。

こうしたシフトの大きな理由は、人口構造と賃金の面でASEANのほうが魅力を増していると言うことです。

中国では長年の一人っ子政策の影響で急速に高齢化が進んでいるのに対し、ASEANでは労働力がはるかに安い賃金で確保できるのです。
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中国の対外投資は2000年には世界で第32位だったが、中国政府が対外投資拡大を図る「走出去」戦略を打ち出した01年以降、急速に増加しています。11年には世界第6位となり、12年にはアメリカと日本に次いで第3位となりました。

香港の対外投資は単独で世界第4位にランクインしており、香港と中国本土を合わせると12年の対外投資は1680億ドルと、日本を抜きアメリカに続く2位になります。

投資の大半は東南アジア諸国に対する投資です。
外国企業と同様、中国企業にとっても東南アジアの若くて安い労働力は魅力を増しており、中国からASEANへの投資は今後数年増加が続きそうです。

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